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日本人には1人もいない、投球の9割以上がナックルと言う本格派ナックルボーラーとして注目されている広島のジャレッド・フェルナンデス投手(34)が4日、
過去に酩酊状態で登板した事があると明かし、日本でも飲酒後の投球を行う可能性を示した。
フェルナンデスは「僕が尊敬する(ナックルボーラー)フィル・ニークロは登板前に大量の酒を飲み、球場で風呂に入って、酒を体に回してからマウンドに上がっていた。
僕も米国でそれをしたことがある。長い野球人生で良いと思ったことは何でもやってきたよ。人にはオススメできないけどね」と明かした。
ブラウン監督も「試合前に飲むというならベンチの彼の横にビールサーバーを置いておくよ。私は勝ちにこだわる男だから」と乗り気だった。
◆ジャレッド・フェルナンデス 1972年2月22日 アメリカ合衆国ユタ州出身34歳。
185センチ、102キロ、右投げ右打ち
レッドソックス→レッズ→アストロズ→ブリュワーズ→広島
メジャー通算37試合で4勝7敗、防御率5.05。3A通算74勝63敗。
推定年俸2360万円+出来高。
こちらも荒れ球ピッチャー。と言ってもナックルボーラーなので仕方ない部分はありますが。
ご存知の方も多いかと思いますが、簡単に説明するとナックルボールとは、ボールに爪を立てて鷲掴みにして投げる事により、特殊な回転をさせる球種の事を言います。
爪の硬さのせいかボールのせいか分かりませんが、日本では余り馴染みの無い球種ですね。
広島の投手事情から考えると、防御率3.5前後で先発・中継ぎとフル回転してくれれば良いなぁと言う目論見でしょうか。
(ナックルボーラーは肘や肩に負担が掛からない為、先発の翌日にリリーフしたり、登板間隔が少なくて済むと言うメリットがあります)
しかし、デメリットが多い事も事実。
一つは盗塁されやすい事。
彼の場合、速球が最高130キロ程度で、投球の9割以上だと言うナックルは80キロ台。
そして昨年の広島の捕手の盗塁阻止率が、石原が.245、倉が.279。
加えてフェルナンデスは右投手。
当然バカバカ走られるでしょう(´д`)
となると、後はランナーを出さない様にするしかない。
が、彼の場合、メジャー・マイナー通して投球回が被安打数を上回る年が無いのです……。
これは普通の投手でも合格点とは言えません。ナックルボーラーが何故ここまで打たれているかは知りませんが……。
もう一つは、捕球の難しさ。
ナックルボールは不規則な回転故、投げた本人にもどこに行くか分からない程コントロールのつかない球種の為、捕球も非常に難しいのです。
有名な話として、メジャーの偉大なるナックルボーラー、ティムウェイクフィールドは(ほぼ)専属捕手としてダグ・ミラベリが付けられていましたが、
そのダグ・ミラベリが移籍した時、他の捕手がナックルを捕れなかった為に、僅か1ヶ月でミラベリを移籍先から呼び戻したと言う話まである程です。
石原選手も苦戦している様で、女子ソフト用の大きなキャッチャーミットを発注している様ですが、最悪の場合、捕れないから使わないと言う事も……?